Paramedical(パラメディカル・医療補助的アートメイク)
パラメディカル・アートメイクについて
「パラメディカル」には医療を支える、補強するという意味があり、パラメディカル・アートメイクは文字通り「医療を支える・補助する」アートメイクを指します。
元々アートメイク自体が医療行為ですが、ここで言うパラメディカルとは、美容のみならず、傷病によるダメージやお悩みを解決する手段としてアートメイクを用いるというイメージになります。
その代表的な例としては、乳がん治療による影響をカバーするための乳房再建や脱毛のカバー、先天的な、あるいは怪我や火傷による傷痕のカバーするためのものが挙げられます。
なお、パラメディカル・アートメイクでは「ヘアライン/ヘアスカルプ・アートメイク」や「リップ・アートメイク」などの技術も複合的に活用して、患者様のQOL(クオリティ・オブ・ライフ/生活の質)の向上に努めさせていただきます。
次のような方にお勧めいたします。
- 乳がんの手術後の乳房再建で、乳糖や乳輪を自然な形で再現したい
- 怪我や手術後の傷、白斑を、なるべく目立たなくしたい
- 抗がん剤などによる抜け毛、薄毛をカバーしたい
- 肉割れや妊娠線を目立たなくしたい
- 口唇口蓋裂の治療と並行して、リップの形を整えたい
- リストカットの痕を目立たなくしたい・・・それらの悩みを手術以外の方法であくまでも自然にカバーしたい など
パラメディカル・アートメイクの一例と症例紹介
乳輪・乳頭の再現
乳房再建術による乳房の膨らみの再建と並行して、アートメイク・アーティストの技術で乳輪や乳頭を再現します。形状や色味を考慮して、バランスを考えながら、専用の色素を用いて本来の乳輪や乳頭を描いてゆきます。
傷痕や白斑のカモフラージュ
赤みの残る新しい傷にはあまり効果がありません。白みを帯びた年月を経た傷痕や白斑に効果があります。
傷跡は総じて他の皮膚より硬くなっていることが多いので、根気良く数回に渡ってケアすることが重要です。また、退色後のメンテナンスも数年ごとに行うことをお勧めします。